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東京情報大学
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ICT人材の拡大に貢献するプログラミングの視覚化

コンピュータの動作を制御する
プログラミングとは?

21世紀の花形産業のひとつにICT(情報通信技術)産業があげられるだろう。例えばMac、iPad、iPhoneなどを開発・販売している米Apple社やGoogle社の親会社にあたる米Alphabet社、米Microsoft社などがこれにあたる。そのICT産業を支えているのが各社の革新的なソフトウェアだ。
 パソコンだけでなく、スマートフォンや家電などに組み込まれているコンピュータのソフトウェア。そのソフトウェアをどう動かすかはプログラミングにかかっている。ただこのプログラミング、プログラムによって実行される処理の具体的な内容(アルゴリズム)が目には見えず想像するしかないといった問題点もある。これがプログラミングを学ぼうとする初心者にとって大きな壁になる。そこで生まれた「プログラムの内容や処理を視覚化する」というアイディアを形にした視覚化ツールの研究・開発を進めているのがゲーム・IoT研究室の大城正典准教授。

百聞は一見にしかず
見せるプログラミング

実はこのアイディア、すでに形になっているものもある。例えば、小学生など低年齢層にもわかりやすくアルゴリズムの動きなどを体験させる教育法として「コンピュータサイエンスアンプラグド」がある。ただしこれ、プログラミング言語については扱っていないというデメリットがある。
 しかし実際に仕事に利用しようとするにはJava、C言語、C++といったプログラミング言語が求められる。いってしまえば、大学卒業時までに仕事で使える程度のプログラミング教育が必要な大学教育ではいささか不十分なのである。もちろん、大学でのプログラミング教育に使用する視覚化ツールも開発されてはいるが、どれも一定の基礎を身につけた学習者向けとなっており、大学でゼロからプログラミングを学ぼうとする学生には向いていない。「私たちが目指すのは、初心者から高度なオブジェクト指向(現代的なプログラムの設計方法)にも対応できる視覚化ツールです」と大城先生。
 現在対応しているのはJava言語用だが、プログラムの動く様子が容易に確認できるよう3Dアニメーションを利用したり、高度な技術を持ったプログラマーがプログラミングをするときの思考の流れを追体験できる仕組みがあったりするなど、初心者から大学卒業レベルまで幅広い学習者に利用してもらえる視覚化ツールとなっている。

ゲーム、アプリ、VR、AR
幅広い研究領域

大城先生の研究室には、『ゲームをつくりたい』という夢を持って入学する学生も多い。授業や研究室でプログラミングの技術を身につけ、学内で開催されるソフトウェアコンテストはもちろん、アジア最大級のゲームの祭典「東京ゲームショウ」に作品を出展するなど学んだプログラミング技術の腕試しをする場も多い。大城先生の研究室では、ソフトウェアをはじめ、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)といった技術も研究している。人とソフトウェアの間を取り持つ技術全般が大城先生の研究領域だ。
 プログラミングは人によってつまずくところ、悩むところが違うという。現在開発しているこの視覚化システムを授業などで使いながら洗練させていき、プログラミングを学ぶ人はもちろん教える側にとっても広く活用されるのが夢と大城先生は語る。

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