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東京情報大学
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デジタルの進化が大きく変える映像表現の可能性

時代とともに変化する
映画をとりまく環境

2000年代に入って映像制作は急速にデジタル化し、小型の高性能のビデオカメラや一眼レフ、GoPro(アクションカメラ)といった撮影機材も次々と登場し、マスメディア産業に属さない一般の人たちがドキュメンタリーをつくり始めた。少し前までドキュメンタリーといえば、「NHKスペシャル」や「報道特集」といった教養番組や映像ジャーナリズムが思い浮かび、重要であるけれどもどこか堅苦しく、お金を払ってまで映画館に観にいくものとはされていなかった。しかし近年、パーソナルドキュメンタリーやパフォーマンスとフィクションを取り入れた作品など多様な表現が生まれ、カンヌやヴェネツィアといった国際映画祭でも高い関心を集めるようになった。

旅をするように完成させる?
デジタル時代の映画制作

これまで、日本と台湾の歴史に関するドキュメンタリー映画に取り組んできた。かつて撮影には高額の費用がかかり、効率的な撮影には事前の綿密なリサーチが必要だったのに対し、デジタル時代になってからは、少人数でリサーチを行いながら撮影し、映像を積み重ね、寄り道や修正をしながら、まるで旅を行うように、作品を完成させることができるようになった。その手法を用いた作品のひとつが第二次世界大戦中に神奈川県の高座海軍工廠(こうしょう)に台湾からやってきた8千人の子どもたちを扱った『緑の海平線』というドキュメンタリー映画だ。当時住んでいた大和市のローカルヒストリーを探っていくと、子どもたちの物語は台湾、中国の新疆(しんきょう)、米国ロサンゼルスまで拡がった。こうしてメディアデザイン研究室では、デジタル時代の映像と音響の可能性を探りながら、さまざまな研究プロジェクトを行っている。

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