先生の素顔中山瑠理嘱託助教 | 東京情報大学

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Nakayama Ruri

中山瑠理嘱託助教

学位: 学士（看護学）、修士（看護学）
専門領域: 成人看護学、高齢者看護学
所属学会: 日本慢性看護学会、日本看護科学学会、日本リウマチ看護学会
資格: 保健師、助産師、看護師、リウマチケア看護師

「臨床のプロフェッショナル」としてご自身の専門領域と強みを教えてください。

大学の学部時代は、常に向上心をもち、様々な知識や技術を得たい、ジェネラリストになりたい、との思いから、看護師だけではなく保健師・助産師の資格も取得しました。看護師として、総合病院、訪問看護ステーション、地域の2次救急病院に勤務し、様々な場での看護師の役割や機能を経験してきました。
総合病院では、小児科と整形外科の混合病棟に勤務していたので、子どもの病状で授乳できないお母さんたちの乳房のケアを行うことができたのは、助産師としての知識・技術があったからだと思います。また、病棟の業務と並行して、リウマチ看護外来の開設、日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師の資格も取得しました。リウマチをもつ患者様は、医師には言えない悩みや他者には理解されない苦痛をもちながら、折り合いをつけて生活しています。これらの経験から、現在は、妊娠・育児ライフイベントにある関節リウマチ女性への支援について研究をしています。
2020年に大学教員の道を歩みはじめましたが、これまでの経験を活かして、少しでも多くの方が苦痛のない人生を歩んでいけるよう、看護のチカラを発揮できる、自分の知識や技術を高めることが提供する看護の質を向上させられることが実感できるよう、新たな看護師の育成を行っています。
これまで指導されてきたなかで印象に残っている学生の成長エピソードがあれば教えてください。

学生は、大学での授業中には見られないような表情を実習では見せてくれます。患者様とコミュニケーションをとり、指導者さんとの関わりのなかで、患者様に必要な看護援助を考え実践できたとき、患者様は笑顔を見せてくれたり、患者様から感謝の言葉をいただけることもあります。その時の学生の表情は、自信や達成感に満ち溢れていています。その場面を毎回の実習で見ることが教員として私の楽しみにもなっています。考え抜いたからこその方法で看護を実践した成果を患者様からいただけること、「看護の評価は患者様から」いただくことを実感することによる学生の成長は、学生の今後の学習へのモチベーションにもつながります。
他大学看護学部と比較して貴学部ならではの優位性を教えてください。

東京情報大学は、地域とのつながりを大切にしている大学です。附属の病院がないからこそ、さまざまな施設での実習が受けられます。実習施設の指導者さんや対象となる地域の方は、大学とのつながりがあるからこそ、学生を快く受け入れてくださっています。
また、東京情報大学看護学部の入試は決して難しいものではなく、門戸は広いです。それは、「看護師になりたい」という方の思いを大切にしているからです。在校生の出身校をみても、普通科だけではなく商業系の学科等、さまざまな学科出身の学生を受け入れています。学力が心配な方へも、大学の最終ゴールである看護師国家試験対策は、低学年から、とても丁寧に、熱心に行っています。
入試制度も充実しており、最後まであきらめず、本学で看護を学ぶことを選択肢にいれていただければと思います。４年生大学で看護学士、看護師国家資格取得ができることで、就業時の給料も変わってきます。教員一同、「看護師になりたい」思いを大切に関わっております。
最近はまっていること、趣味、特技、自慢などがあれば教えてください。

千葉は3方を海に囲まれており、自然豊かで、釣りやアウトドアが楽しめます。ボーっと釣りをしながら大自然を眺めるとリフレッシュされます。そして家族で毎年行くキャンプは、テントを張ったり、川で遊んだりと、非日常感をたっぷり味わえますので、最高です！
手作りすることも好きなので、子どもの誕生日にはケーキを焼いたり、夫と作成した石窯でピザを焼いたり…料理の他にも編み物などの手芸からレジンなど…子どもと一緒に楽しんでいます！
最後に高校生にどのような看護師になってほしいか一言お願いします。

看護師は、自分の知識・技術が、誰かのためになることが実感できる職業です。まずは、向上心をもち続けていける看護師になってもらいたいと思います。
そして、看護師も人間ですから、辛くなる時やうまくいかない時もあります。ポキっと折れるのではなく、しなやかさをもち、ちゃんと起き上がってこれるような、たくましい看護師になっていってもらいたいと思います。