先生の素顔中嶋隆裕教授 | 東京情報大学

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Nagajima Takahiro

中嶋隆裕教授

学位: 博士（医学）
専門領域: 小児看護学、免疫学、アレルギー学
所属学会: 日本小児臨床アレルギー学会、日本小児アレルギー学会、日本アレルギー学会、日本看護科学学会
資格: 看護師、保健師、（小児アレルギーエデュケーター・更新中）

「臨床のプロフェッショナル」としてご自身の専門領域と強みを教えてください。

大学病院の小児科・小児外科で8年半ほど勤務し、がん、重症心身障害児、自己免疫疾患、アレルギー、感染症などの疾患を患った患者さんを幅広く経験しました。その後医学部大学院に進学し免疫学を学び、卒業後はかずさDNA研究所で基礎医学研究に携わり、主にアレルギーの原因となる病原性細胞の同定や治療法、がん治療への応用の研究を8年半行いました。看護の知識・技術・研究は医学的なものから心理、社会的なものまで幅広い知識を必要としますが、私はこうした背景を活かし基礎医学の研究手法を応用し科学的な手法で看護研究を進めること、看護の知識・技術を科学的に説明できることが強みであると考えます。
これまで指導されてきたなかで印象に残っている学生の成長エピソードがあれば教えてください。

4年生の夏頃までは国家試験模試で良い点数を取れなかった学生が、保護者との三者面談を経て一念発起し学年トップレベルの成績で国家試験に合格したという例がありました。しっかり目標を定めて、自ら努力していけば必ず成果が出るという良い例だと思います。
他大学看護学部と比較して貴学部ならではの優位性を教えてください。

非常に学生と教員の距離感が近く、さまざまなことを相談できる環境があります。特に1年生から4年生までチューターという教員が一貫して学生を対応することで、担当の教員から4年間継続したサポートを受けることができます。大学がコンパクトな規模だからこそ、教員同士の連携もできており、学生支援の体制に関しては他大学に比して優れていると考えています。
最近はまっていること、趣味、特技、自慢などがあれば教えてください。

最近はまっていることはガーデニングです。庭を整備して小さな花壇を作りました。そこへ季節の花やちょっとした野菜などを植えていく予定です。プランターなども少しずつ置いていこうと思います。私の祖父母が花屋を営んでいたこともあり、いろいろな花を育ててみようと考えています。
最後に高校生にどのような看護師になってほしいか一言お願いします。

看護師に必要なものは、知識・技術と誠実さです。どれが欠けても一人前の看護師にはなれません。ただ、看護師1年目から全てを兼ね備えている人はいません。これらを得るには看護師になってからどう成長していくか、自分がどのような看護師になりたいか、そして仕事のことだけではなく自分の人生をトータルで考えて看護とどう向き合っていくかを考えることが必要です。つまり、常に患者や自分のことを俯瞰的に見ることができることが、良い看護師になる秘訣であり、そういうスキルを持つ看護師になってほしいと思います。